2013年03月03日

Windows8は売れないほうが良いのかもしれない。

そろそろ個人的にPCの買い換えを検討しているのですが、OSをどっちにしようか迷っています。
Windows7と8で。

まあ色々調べましたので、世間のWindows8の散々な評判は知っています。
とはいえ、(2ヶ所を除けば)別にそんなに悪いOSではないと思うのです。

まず、一番よく言われるのが、起動時にデスクトップが表示されないから不便だという事。
電源を入れてログインすると、デスクトップの代わりに「メニュー画面」が表示され、デスクトップを表示させるにはそのためのボタンを押さなければなりません。

ただ、よくよく考えてみれば、問題はそこではないと思うのです。
例えば、今私はWindows7を使っているので、電源を入れてログインしたら、一番最初にデスクトップが表示されます。
で、その後何をするのかというと‥‥

・マウスを動かし、「スタート」ボタンをクリックしてスタートメニューを表示させ、目的のアプリケーションを立ち上げる。
・デスクトップのアイコンをダブルクリックしてアプリケーションを立ち上げる。
・キーボードのショートカットキーを押してランチャーを表示させ、そのボタンをマウスでクリックする

といった感じの事です。
それがWindows8だと、最初っからメニュー画面が表示されているので、画面上のボタンをシングルクリックするだけで目的のアプリを立ち上げる事ができるのです。
だから、考えようによってはWindows7よりも便利だという事になってしまいます。

問題はそこではなくて、Microsoftの作ったWindows8用メニューを使えと強制されていることだと思うのです。
はっきり言って、コントロールパネルとかの設定変更で、起動モードを変えられるようにするのはとても簡単なはずです。(実際、アイコン1つクリックすれば変えられるのですから。)
でもMicrosoftは、意図的にそういう機能を省いています。まさに「Windows8用メニューを使え」と強制しているのです。Windowsを使うのは人間ですから、当然そういうのは嫌がられます。

Microsoftがこういう過ちを犯すのは今回が初めてではありません。
Office2007では、今まで慣れ親しまれていた「メニューバー」と「ツールボックス」を廃止し、「リボン」に変えてしまいました。
これによって、今まで1クリック・2クリックで辿り着けていた機能が、2クリック・3クリックしないと辿り着けないようになってしまいました。マウスの移動量も増えました。

私は、よく使う機能の「Alt+ショートカットキー」の組み合わせを覚えて対処していますが、こんなのいちいち覚えてられませんし、PCの操作に詳しくない人の中には、クリックの回数が増えて作業効率が落ちてしまった人も少なくないと思います。

Windows Vistaの売れ行きが絶望的だった頃、Microsoftは路線を変え、「軽さ」を前面に押し出したWindows7を開発しました。
もしもWindows8の売れ行きが絶望的になれば、Microsftもこの間違いを正そうとするかもしれません。
逆にWindows8が売れてしまうと、Microsoftは「革新的だから成功したんだ」などと勘違いして、次々期Officeにトンデモ機能を搭載してしまうかもしれません。

もうすぐWindowsXPのサポートが終了するので、今WindowsXPを使っている企業の多くがWindows7に乗り換えようとしています。
Windows8に乗り換えようとしている企業はあまり聞きません。
基幹ソフトが対応していないとか、出たばかりのWindowsが不安だという理由もあるかもしれませんが、「作業効率の低下」を恐れている企業も多々あると思います。
個人で使うならば「慣れるまで我慢すれば良い」で済みますが、業務だとこうはいきません。人件費に直結しますし、1分1秒がモノを言う事が多々あるのです。

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ちなみに話はそれますが、私がWindows8にしようか迷っている理由は、実は「メニュー」ではありません。
私のPCには、WindowsXPでしか動かない面白いゲームソフトが入っているので、WindowsXPモードが必要なのです。
Windows8には、7にあった「XPモード」が存在しませんので、もしWindows8を導入した場合、現在入手困難なWindowsXPを買わない限り、もうこのゲームで遊ぶことはできなくなります。
(冒頭で「2ヶ所を除けば」と書いた理由のうちの1つがこれです。)

あと、ゲームソフトの描画でラグが発生する不具合があるという情報もあるので、少なくとも今は8に乗り換える可能性は低いです。

まあ、互換性に関しては仕方がない部分もありますし、操作性もWindows8のSP1が出る頃には良くなっているのかもしれませんが、少なくともMicrosoftには、消費者が本当に必要としている物は何か? というのを把握して貰うために、暫くの間「売れ行きが悪い」という辛酸を舐めて貰った方が良いのではないかと思ったりするのです。
posted by TCT at 15:52| Comment(0) | 主張とか
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