2013年08月18日

最近の外交問題について思うこと

ちょっとだけシビアなお話です。
激しい事とかは書いていません。
 
 
・竹島問題について

竹島(韓国名:独島)の領有権がどちらにあるかとか、その根拠とかの話はややこしいので、その辺りは外務省のサイトにお任せします。(そこにあるPDFに分かりやすく書かれています。)
個人的には、韓国側が話し合いの場(国際司法裁判所)への参加をかたくなに拒否している時点で、韓国側にやましい事があるのではないかと思っていますが‥‥

でも、それはあくまで日本側の視点なわけで。
韓国国民が「独島は韓国の領土だ」と主張して日本を敵視してしまうのは、ある意味仕方のない事だと思います。
なぜなら、韓国人は、韓国に有利な資料しか読まないからです。

日本側の主張は一部を除いて、たいてい日本語で書かれています。もちろん日本語を知らないと読めません。
また、もし仮に韓国語で書かれていたとしても、それをわざわざ読もうとする酔狂な人がどれだけ居るのか? という問題があります。
例えば、竹島問題を知っている日本人であっても「日本の主張は知っているけど韓国の主張までわざわざ調べていない」という人はいると思います。
日本人でさえそうなのですから、韓国人だってわざわざ日本の主張を調べようとしない人は多いと思います。

さらに、韓国政府は(当然のことですが)自国に有利な主張しかしません。しかも、教育現場を利用して自国に有利な主張を子供たちに教えています。
そんなわけですから、韓国に住んでいる人が「独島は韓国の領土だ」と信じてやまないのは仕方のない事だと思います。

つまり、竹島問題に限って言えば、敵視すべきは政府や学者であって、国民ではないと思うわけです。


・日本の軍国主義復活について

最近、中国や韓国からしきりに「日本の右傾化」「軍国主義復活」といった言葉が聞かれます。
でも、日本に住んでいる身からすると、「軍国主義復活」なんてあり得ない話です。
おそらく、日本人のほとんどが「軍国主義復活」という言葉に違和感を感じているはずです。

太平洋戦争の際、日本は「ABCD包囲網」によって物資の輸送を止められ、負けました。
つまり、貿易を止めて孤立させれば日本は戦えないのです。

その傾向は現代に入ってさらに顕著になっています。
食糧自給率は(カロリーベースで)40%を切り、化石燃料はそのほとんどを輸入に頼っています。
防衛はアメリカに頼っていますし、製造は中国やベトナム、タイに頼っています。
こんな状態で軍国主義を始めたら、日本は戦争に勝つ前に瓦解して自滅してしまうでしょう。

そもそも、今は核の時代です。にも関わらず日本は核を持っていません。
逆に原子力発電所をたくさん持っているので、核がなくてもミサイルさえ持っていれば、日本に核戦争を仕掛ける事は可能です。(大飯原発以外動いていないから大丈夫、なんて事はありません。停止中の原発であっても、壊せば大量の放射能が漏れます。)それに、中国は核を保有しています。
福島の事例を出すまでもなく、日本人は放射能をとても恐れています。そんな中、自らが核のターゲットになるような行動をする事はあり得ないのです。

さらに、今の日本政府はかなり透明度の高い組織です。
アメリカのCIAのような大規模な秘密組織はありませんし、中国政府のような強権も持っていません。
もしそのような組織を作ったとしても、政権が交代すればバレてしまう可能性が高いです。
それに、そもそも国民が戦争を望んでいません。

‥‥そんなわけで日本人からすると、中国や韓国はいったい日本の何を恐れているんだろう? と不思議で仕方がないわけです。


・日本の右傾化について

では、右傾化についてはどうでしょう?
ネットにどっぷり浸かっている身からすると、これは確かにその傾向があると言わざるを得ません。
(ネット限定ではありますが、ニコニコ動画のコメントやまとめブログを見ればすぐにその傾向は掴めます。)
また、非常に残念な事ではありますが、現実世界でもヘイトスピーチなんてものがニュースに取り上げられたりしています。
さらに(言うまでもない事ですが)安倍政権は今までの政権と比べて、挑発的な政権だと思います。

でも、果たしてその右傾化とやらは、日本だけの現象なのでしょうか?
韓国や中国で起きている反日運動は右傾化ではないのでしょうか?
韓国の議員が竹島に上陸したりするのは右傾化にならないのでしょうか?

なんというか、自国にとって都合の悪いことを全て「右傾化」と呼びたいだけのように見えてしまいます。


‥‥とまあ、できるだけ平等な視点で自分の考えを書いてみました。
私自身、この辺りの問題については昔から色々教えられましたので、結構興味深いところです。

小学校の時は、卒業式の前日に、過去の侵略の歴史とその反省について、担任から涙ながらに教えられたりしました。
(その結果、その翌日の卒業式では数人の生徒が国歌斉唱の時に着席しました。1990年代前半のお話です。)

その一方で、高校の教師が小林よしのりに大きな影響を受けていた人で、色々と日本の戦争の正当性や、東京裁判の不条理、従軍慰安婦のデタラメについて(社会の時間でもないのに)教えられたりしました。(なお、それらの教えを全て信じているわけではありません。私自身はその辺の主張については中立です。)
これも、インターネットが普及する前のお話です。今やネット右翼なんて言葉をよく見かけますが、私からしてみればアホらしい言葉です。ネットが普及する前からこういう主張の本は何冊も出版されていましたし、教壇を通してそういう考えはじわじわと広がっていたのです。

(ちなみに、教壇を通して歴史的な主張をするのは、本当によく効きます。教師の言う事ですし、そもそも相手が小学生や高校生なので、何の疑いもなく信じる人は多いです。何年か前にニュースで、韓国の小学校で「竹島が韓国の領土だ」と教えているシーンを見ましたが、その後インタビューを受けた生徒は、みんな日本を憎んでいました。困ったものです。)

少し話がそれました。
まあこの辺の話は非常にシビアで、しかも嘘か本当かも分からないような主張が入り乱れていて、正直素人にはどれが本当か判断するだけでも大変です。
なので、片方だけの主張に囚われることなく、全ての主張をまず疑ってみるのが大事なのではないかと思います。

自分と相手の両方が「自分の主張は正しいと思っていて、相手の主張は間違っていると思っている」から衝突するわけです。
しかも、双方が「相手は間違っているから譲歩すべきだ」と思ってしまうからタチが悪いのです。
少なくとも、「俺の主張は間違ってるけど、それを100回唱えて本当の事にしてやる」なんてまどろっこしい事を考えている人は、一般市民レベルではいないと思います。たいていは(真偽はともあれ)自分は間違っていないと信じ込んでいます。だから解決しないのです。

ほんと難しい話ですが、いちいち衝突していても疲れるだけで解決はしません。
なので、相手が何を根拠に主張しているのか? その根拠は本当に間違っているのか? それが間違っているとしたら、なぜ相手はそう思い込んでいるのか? そして自分も同じような罠に陥っていないか? を考えれば少しは幸せになれるんじゃないかと考えています。
それが面倒だったら、専門の人に任せてゆっくりするのが一番ラクです。実際、私はそうしてます。

ではでは。
posted by TCT at 11:04| Comment(0) | 主張とか
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